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ドライ梨ブランド【梨からの手紙】 11/16リリース

弊社でブランディングデザインを担当させていただいた、20世紀梨を使用したドライ梨ブランド【梨からの手紙】が11/16にリリースされます。

甘い中にもほんのり酸味がある、懐かしい20世紀梨の味わいを感じられます。

まずはイベント、公式HPからの販売となります。
特に梨好きの方、ぜひ。

畔柳

Category 制作関連

一休寺 クラウドファンディング

HP制作やサインデザインなどお手伝いさせていただいている京田辺市の酬恩庵 一休寺さんが、クラウドファンディングにチャレンジしています。
唐門の屋根をチタンで葺き替えるプロジェクトです。

お寺の方々の未来に対する姿勢がプロジェクトページから垣間見得ます。
MONT FILMさまが制作された、仏師の宮本我休さまインタビューとチタン屋根に葺き替えた開山堂が合わさった美しい映像もプロジェクトページからご覧いただけます。

畔柳

Category お知らせ

百工のデザイン展

リニューアルされた無印良品銀座のギャラリー、ATELIER MUJIにて開催されている「百工のデザイン」展を見に行きました。
出店されていた作家さんはなんと104組!日本全国で生み出されている日用の工芸が並びます。
作品の造形や質感は見ていて本当に楽しく、手仕事のプロセスを想像すると胸が熱くなります。

まず、展示什器が素敵でした。
シナベニヤの素朴なテクスチャが無印らしく、
大胆な曲面は工芸の日常への浸透や地域的な広がりを感じさせます。
特に、無垢の厚板かと思うような精緻なディティールは作品によく似合っていました。

作品はもちろんですが、作家さんのプロフィールが興味深く、たくさん読みました。
ご夫婦で制作されている方、美術大学や工房への弟子入りで学んだ方、幼い頃から独自に作り始めた方や、一般企業に勤務してから工芸の道へ進んだ方も。
特に、京都で活躍されている作家さんを新たに知ることができたのは収穫です。
(京都から東京に来て京都の方の仕事を知る、まさに東京への一極集中を感じました。)

展示は撮影可能ですが、カメラの落下の可能性を危惧して真上から撮るのは禁止です。
後でプロフィールと作品をじっくり見返そうと思ってたくさん撮影しました。


畔柳

Category ブログ

柳と民藝

中之島美術館で開催されていた「民藝 美は暮らしの中にある」展を見に行きました。

随所に柳宗悦の言葉があり、展示物とともに読み進めると、
各地を巡りながら「用の美」を集め、自身の思想を具現化しようとした柳の様子が分かります。

パリの蚤の市で掘り出し物を探す柳
東京のせんべい屋さんの店頭にあった大きな壺を譲ってくれと交渉する柳
朝鮮に行ってあれもこれもと買い集める柳
天神さんと弘法さんに通いつめる柳
全国各地を巡ってときめく物を買い集め、時々窯元へ指導をする柳
沖縄カルチャーに感激し、すぐに仲間を連れて再訪する柳

とにかくめちゃくちゃ楽しそうです。

大昔、哲学の授業で柳宗悦の思想と活動について学びましたが、その頃とは違った印象を受けました。
(資金調達どうしてたんやろ)
(物作りも教育もディレクションもビジネスもできてすごいなあ)
(出張多すぎて奥さん苦労したんちゃうか)
(気の合う仲間といろんなとこ行ってほんま楽しそうやな・・・)

偉業とは、「本人にとって苦ではないが、人には真似できないこと」なのだと思いました。
衝動のままに夢中になっていたらとんでもない高みに到達した、そんな軌跡です。

ところで、ミュージアムショップには有名セレクトショップとのコラボにより国内外の民藝の品が並んでいました。

そこに、リーチポタリーの器も並んでいました。
9年前にロンドンを訪ねた際、往復13時間もかけてイギリスの左下のとんがりの先っぽであるセントアイヴスという港町へ行きました。
どうしても行ってみたかった、バーナードリーチが興した窯です。
そこではリーチポタリーの現行品が製造されているほか、現代作家のための制作と発表の場となっていました。
その時に購入した器たちは今でも宝物です。

それらの器がミュージアムショップで販売されていました。
私がまだ持っていない形のマグカップもあり、魅力的です。

が、思ったのです。
やっぱり現地に行って買うのが嬉しいなと。
しかも、とにかくいろんな地を訪れて夢中で買いまくった柳について見た直後です。
ミュージアムショップでは何も買わずに帰りました。

いつかまたセントアイヴスを訪れて、ゆっくり過ごしてみたいと思います。



畔柳

Category ブログ